リモートワークは魔法の働き方じゃない。普通に働けないならリモート無理だと思う。

仕事

この前、お問い合わせフォームに「現在、就職活動しています。普通の会社勤めが合わずに悩んでおり、リモートワークの働き方に興味があります」というニュアンスの質問がきました。

ぼくもフリーランスで約3年間ほとんどリモートワークで働いており、いろいろ思うところがあったので記事にしました。リモートワークに興味がある人は自分が本当にリモートワークができる人間なのか参考にしてみてください。

普通の働き方が無理ならリモートも無理

この見出しがぼくの結論です。リモートワークって出社しなくてもいいことや自宅でできることなどメリットに目がいきがちですが、タスク管理などの自己管理能力がない人間にとっては向かない働き方でもあると思う。

なぜなら、自己管理できないと仕事が進まず、クライアントに迷惑がかかります。

例えば、もしあなたが気分だけで仕事をしていたらどうなりますか?

気分が乗らないからという理由でyoutubeをダラダラみたり、飲みに行ったりしていれば、当然納期が間近になるとしんどくなります。簡単にできるだろうと思っていた仕事でも蓋を開けてみたら意外と難易度が高い仕事だったら、あなたは苦しくなります。困るのがあなただけならマシですが、納期を伸ばすということになってしまえば、クライアントに迷惑がかかってしまい、あなたは信用を失います。

ある程度、最悪の事態を想定しつつタスクをこなしていく自己管理能力がないと、クライアントにも迷惑がかかってしまいます。リモートワークに憧れている人は自分に自己管理能力があるのかよーく考えてみてください。

リモートワーカーほどコミュニケーション能力が必要

「人と話すのが苦手だから」という理由でリモートワークに憧れる人も多いです。そういう理由で目指す人もリモートワークは向いてないです。

なぜなら、リモートワークはコミュニケーション能力がかなり重要だからです。さっきの自己管理能力よりも重要かもしれません。

リモートワークはチャットの文字媒体でやりとりして仕事を進める働き方です。直接会って話せば容易に認識が合わせられることでも、チャットで合わせなければなりません。

いつまでに」「誰が」「どのように」「何を」「どのように行うか」という5w1hの会話をチャット上できないと、納期や成果物にズレが出てしまいます。もし、会話がろくにできない人がリモートワークをやったら、認識が合わず、ただただ地獄です。ドキッとしたあなたはリモートワークは無理でしょう。

リモートワークが向いてないのはわかった。それでもリモートワークをやりたい

このままだと、ただ悪口を並べた記事になってしまうので、リモートワークができるようになるためにはどうすればいいのかも考えました。

1.クライアントワークをする仕事に就職する

ぼくが今、リモートワークができているのが最初の会社がクライアントワークだったのが大きいです。今までクライアントワークをしたことがない人は就職して5w1hの会話をすることに慣れてみるといいかもしれません。ちゃんと会話ができていないと、自分が苦しくなってしまうのでいやでも慣れてくると思います。Web系の会社はクライアントワークが多いし、リモートワークも独立もしやすいのでおすすめです。

2.自己管理能力がない人は習慣化すること

ぼくは遅くても絶対に朝9時から仕事を始めるというルールを決めています。当然人間なので、気分が乗らない日もありますが、そんな日も朝9時から仕事を始める。習慣化するまでは辛いかもしれませんが、続けていれば黙って9時に机に向かうようになっています。これが習慣化されると感情で仕事をしなくなるのでメンタルも安定するので、メンヘラにもおすすめです!

リモートワークは悩みを解決する魔法じゃない

リモートワークは確かに魅力のある働き方です。しっかり成果物をあげていれば、たとえ平日に旅行に行っても文句は言われません。

会社員が合わないからリモートワークをしたいというのはちょっと違和感があるなと感じました。リモートワークをしたってコミュニケーションは取らないといけないし。リモートワークという甘い蜜に吸い寄せられているだけかなと感じました。本当に自分が何で悩んでいるのか言語化した上で就職活動をしたほうがいいなと思います。